耕さない農×香り フィールド講座
2025年10月
2期生募集中!
ページ末に体験会、説明会のご案内があります。

耕さない畑があること、ご存知ですか?
環境再生型農業
耕さず、草を抜かず、微生物や植物の声に耳を澄ませながら、静かに見守るように育てる畑があります。
それは「環境再生型農業」と呼ばれる、自然の循環に寄り添う農のあり方。
耕すことで失われる土の命を守り、草や虫さえも共にある仲間として育てていく。
人間が手を入れすぎず、植物自身の力を信じるやり方です。
暑すぎる夏・・
目に見えて、季節の感覚が変わり、呼吸するだけで体力を奪われるような夏の日が続きました。
「何かがおかしい」
「このままでいいのだろうか」
そう感じた人が、静かに、でも確かに、地球の声に耳を傾けはじめています。
その声に応えるように、私たちは耕さない畑に出会いました。
土の中の命を壊さない、草や虫と共に生きることを前提とした畑。
それが「環境再生型農業」の考え方です。
人間の手で管理しすぎるのではなく、自然のリズムを尊重しながら育ててみたい・・
不耕起栽培を実践している農家さんに学ぶことにしました。

耕さないと何がいいの?
一般的な農法では、土を耕し肥料を施し、農薬を使用しながら植物に適した状態に変えていきます。
実りある安定した収穫が見込める一方で、土壌生物の多様性が失われ、耕さないと硬い土になってしまいます。
一方で「耕さない畑」では・・
- 元々住んでいた在来植物が土壌を守る。
- 植物の根や落ち葉がそのまま分解され、微生物の多様性、土が柔らかくふかふかになる。
- 炭素が土の中にとどまりやすくなる
-
被覆作物や草マルチによって、土が乾かず、水やりも減る。
-
雑草を抜く労力、燃料費が削減。
-
生態系が守られる。
最近の研究では、1ヘクタールあたり年間62〜350kgの炭素を土壌に蓄える可能性があるという報告もあります。
また、耕起作業を減らすことでトラクターなどの燃料使用も減り、間接的なCO₂削減にもつながるとされています。
もちろん、すべての畑で同じ効果が出るわけではありません。
土壌の性質や気候、栽培方法によって効果は異なります。
けれど――
「土に耳を澄ませ、命を壊さない農」を選ぶことは、わたしたち一人ひとりにできる一歩。
この講座では、こうした「耕さない畑づくり」と、その畑で育った植物を使った香りの体験を通して、
わたしたちの暮らしと自然がどうつながっているかを、五感で感じ、考える1年をめざしています。
こんな方におすすめ
✔️ 不耕起栽培を体験してみたい。
✔️家庭菜園に挑戦したい。
✔️育てた植物を活用したい
✔️アロマやハーブのある暮らしをしたい。
参加すると・・
✔️健康になる
空と土の間で植物に触れる時間は日々の疲れを癒してくれます。
科学的に農薬や肥料から離れ、安心して植物を活用。
✔️経験値が上がる
畑での実践活動を通し、自分の手で体験する。
✔️活用方法が広がる
花やハーブをもっと有効に使う。
✔️植物療法について理解が深まる
生きた姿を見ることで、植物の戦略、働きが理解できる。
✔️持続可能なライフスタイル
排除ではなく共生を目指すことでひとりひとりが地球を守る。

講座内容
概要
活動日
毎月第4週末(土日どちらか)長谷川農園にて活動
10時〜15時頃
もちもの
軍手、主食、昼食(副食は持ち寄り)
参加費
指導料、材料、苗、種代などが含まれます。
12ヶ月一括払い: 88,000円(税込)
月払い:8800円(税込)×12回
参加費には含まれないもの
・交通費、飲食代
・ご希望の方には不耕起栽培の小区画個別貸出し
*畑での事故や怪我については自己責任となります。体調管理、安全面に十分注意してご参加ください。
カリキュラム
農 | 香りとハーブ | |
11月 | 作付け計画 | はじまりの種まき、ハーブティー |
12月 | 命の循環(堆肥・微生物) | レモングラスのミニしめ縄 |
1月 | ハーブビネガー | |
2月 | 土と対話する、農と食 | ハーブオイル |
3月 |
芽吹を支える技術と観察 | スパイスチャイ |
4月 | ハーブスチーム&ハンドバス | |
5月 | 虫よけ対策 | |
6月 | 桑の葉の活用 | |
7月 | 草を味方につける。成長と収穫 | ミントの活用でクールに |
8月 | 紫蘇の蒸留と蒸留水の活用 | |
9月 | ハーブソルト | |
10月 | スパイスチャイ | |
11月 |
ゆずの蒸留と活用 |
カリキュラムは予定です。
気候や収穫により変更になります。




講師紹介
長谷川晃

神奈川県認定エコファーマー/相模原市認定農業者/土壌医3級/JA神奈川つくい青壮年部理事/日本サッカー協会公認B級コーチ
サッカーコーチから農家に転身し就農19年越え。
8割を固定種在来種で栽培し、種採里も行う。
シリアでのサッカーコーチ時代、子どもたちがお腹が空いて動けないと言う現実を目の当たりにして食の大切さに目覚め、帰国後農家に。
同時に世界中のサッカーで旅した世界中の地球環境の劣化や砂漠化などを体験したことで、自身の農家としての役目を導き出す。
リジェネラティブなスタイルの家庭菜園・週末農・半農といった新しい価値観の農業ライフをサポート。
地球と土を分かち合う野菜づくりを提供している。
宮澤悠実

アロマスクールMoriNote代表 / NARD JAPANアロマトレーナー/ハーバルセラピスト/精油蒸留家
〜メッセージ〜
精油の瓶からは見えない、植物のメッセージを伝えられるセラピストを増やしたい・・
芳香療法で元気になった自分ができる地球への恩返しとして、土づくりを大事にした不耕起栽培を実践したい・・
そんな思いでいたときに、長谷川氏と出会いました。
皆様と空と土の間で、地球を感じ過ごす時間を楽しみにしています。
フィールド見学・体験
実際に体験してみたい方のための、体験会です。
日時
10/25・11/9・12/21
10:00~15:00
集合場所
串川ひがし地域センター駐車場
内容
・フィールドワーク
・畑めし(主食をお持ちください)
・座学、ワークショップあり
持ち物
・昼食(主食)、筆記用具、軍手、長靴
*動き癒すい、汚れてもよい服装でご参加ください。
(税込)
- 受付中
無料説明会
耕さない農×香りフィールド講座の無料説明会です。
講座の詳細を知りたい方はぜひご参加ください。
日時: 10/16・11/2
10:00~15:00
場所:アロマスクールMoriNote
日程が合わない方はご相談ください。
(税込)
- 受付中
講座についての質問など、ご不明な点は以下よりお問い合わせください。